メカニズム
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ナノ粒子めっきの名称の由来は(なぜナノ粒子めっきと言うのですか?)
金属をナノ粒子化してその周りに特殊な結合構造を作り素材にめっきする方法をとっているからです。
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どのようにして「めっき」が出来るのですか
金属ナノ粒子に金属と素材を結びつけるバインダ-を取り付けて金属と素材間のめっきをします。
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バインダ-の役割は
素材と金属を結合させる仲介役を担うもの
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バインダ-は、どようなものを使用しますか。
チォ-ル基を使用しますか
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なぜ金属と素材を結合するのにバインダ-に「チォール基」を使用するのですか
チォ-ル基は、金、銀、銅などの重金属とよく結合する性質があります。
そのため重金属との結合に適しています。 -
めっき出来る金属の種類を教えてください。
原則としては、ナノ化が出来る金属であれば種類は問いませんが、ナノ粒子めっきのバインダ-にチォーム基を採用していることから、金、義、銅などの重金属のめっきに適合しています。
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何にでもめっきが出来るとありますが、具体的にめっき出来る素材を教えてください。
ホ-ムペ-ジにトライした素材の事例を挙げていますので、参考にしてください。
どのような素材でも、会社に持ち込んでいただければ検討いたします。
製造工程
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どのような工程でめっき出来ますか
詳細はホ-ムペ-ジのカタログ3ペ-ジを参照ください。
原則として、ナノ粒子めっきの1次めっきと、一般的な無電解めっきの2次めっきの2工程になります。 -
素材の前処理は必要ですか
素材の前加工を行わず、直接、素材にめっき出来ることが、大きな特徴になっています。
電解めっきのように、シアンやクロムを使用したエッチィング処理は行いませんので、有害な廃液が出ることもありません -
製造工程が短いとありますが、具体的にどのような工程になりますか。
詳細はホ-ムペ-ジのカタログ3ペ-ジを参照ください。
ナノ粒子めっきは、1次工程と2次工程の2工程で構成されています。
①1次工程は、ナノ粒子めっきで素材表面にナノ粒子をめっきします。
②2次鍍金は、通常の無電解鍍金で1次めっきで形成したナノ粒子を書くとして金属を析出させます。
なお、2次めっきは1次めっきを書くとして、電解めっきを行うことも出来ます。 -
電解めっきと比べた時のメリットは何ですか
弊社のナノ粒子めっき法は、田居使用しないということから、無電解めっきの部類に分類されます。
製法が全く異なるため単純に比較するのは難しいですが、メリットとしては
①電気を通さない素材にもめっきが出来ること
②比較的製造設備が短観であること
③製造工程が短いこと
④前加工がなく廃液が出るクロムやシアンと言った薬剤を使用しないため、環境にやさしいこと -
電解めっきと比べた時のデメリットは何ですか
一方デメリットは
①剥離強度が電解めっきに比べ弱いこと
などがあげられます。
諸元
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1次めっきの膜厚は
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2次めっきの膜厚は
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剥離強度はどのくらいですか
要求スペックにより異なります。 必要に応じ適切な処理を行います。
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1次めっきの処理時間は
要求スペックにより異なります。また製造条件(温度、拡販状況、濃度等々)によっても大きく異なります。
具体的な案件があればご相談ください。 -
2次めっきの処理時間は
要求スペックにより異なります。また製造条件(温度、拡販状況、濃度等々)によっても大きく異なります。
具体的な案件があればご相談ください。 -
ナノ粒子メッキを行った後に電解メッキは可能ですか
可能です。ナノ粒子メッキにて導電性を確保できる膜厚で金属を付けることができれば可能です